CDN(コンテンツデリバリネットワーク)の導入は、パフォーマンス向上だけでなく、セキュリティ面でも多くのメリットをもたらします。本記事では、CDNがもたらすセキュリティ上の利点と、JOCDNサービスの導入例をご紹介します。
1.DDoS攻撃への防御
CDNは、キャッシュサーバーへトラフィックを分散させることで、DDoS攻撃による過剰な負荷を吸収します。これにより、サービスの停止や遅延を防ぎ、オリジンサーバーへの直接的な影響を最小限に抑えることが可能です。
2.通信の暗号化強化
TLS/SSL証明書の管理が簡素化され、ユーザーとサーバー間の安全な通信を確保できます。JOCDNでは、Let’s Encryptを用いた自動証明書発行機能により、HTTPSの適用が容易に実現できます。
3.オリジンサーバーの保護
静的コンテンツをエッジサーバーにキャッシュすることで、オリジンサーバーへの直接アクセスを削減。攻撃による影響を限定的にすることができます。
これらの機能により、CDNは単なるパフォーマンス向上のツールにとどまらず、包括的なセキュリティ対策としても非常に有効です。特に、サイバー攻撃が増加する現代において、CDNの導入はWebサイトやアプリケーションの安全性を確保するための重要な手段となっています。
JOCDNのCDNサービスは、シンプルな設定で導入可能です。実際の設定手順を画面と共にご紹介します。
最初に、配信サイトのオリジンサーバーをサービスに登録します。
ダッシュボードから「オリジン設定」からオリジンサーバーの設定情報を新規作成します。
必要に応じて、オリジンサーバーへアクセスする際の追加ヘッダー等も設定できます。
次に、CDNで配信するサイトのFQDNドメインを設定します。
「FQDN設定」で新規作成を選択し、配信サイトに関する設定を行います。
プロトコルで「HTTPS」を選択することで、Let’s Encryptの証明書を自動更新で利用できます。
JOCDNのCDNサービスは、簡単な設定でWebサイトのセキュリティを大幅に向上させることができます。サービスの詳細説明やテスト利用をご希望の方は、ぜひお問い合わせください。